こんにちは、こんばんは、宮本真愿です。
五つ星成功術。
今回は「あなたは足りなかったのではない。整っていなかっただけ」というテーマでお話しします。
この言葉は、僕が五つ星成功術の中で、特に大切にしている言葉です。
今日は、最初に皆さんに一つ質問をさせてください。
もし、今のあなたの人生が、思うようにいっていないとしたら、その原因を、何だと考えますか?
- 能力が足りない。
- 才能が足りない。
- 努力が足りない。
- 知識が足りない。
- 行動力が足りない。
- あるいは、自信が足りない。
僕たちは、何かがうまくいかないとき、つい「自分には、何かが足りない」と考えてしまいます。
でも、今日は少しだけ、違う角度から考えてみたいんです。
もしかすると、あなたに必要なのは、新しい能力を身につけることでも、もっと努力することでも、別人のように生まれ変わることでもなく、今の自分が持っている力を、ちゃんと発揮できる状態に整えることなのかもしれません。
今日は、そんなお話です。
僕はずっと「足りない人間」だと思っていました
僕は、子どもの頃から、あまり目立つタイプではありませんでした。
無口で、人見知りで、引っ込み思案。
人前に出ることも苦手でした。
さらに、何かを始めても長続きしない。
いわゆる三日坊主です。
そんな自分が、あまり好きではありませんでした。
周りには、明るくて、誰とでも話せて、何でも器用にこなせる人がいる。
一方の僕は、人前に出れば緊張するし、言いたいこともうまく言えない。
そこで、こう思うわけです。
「自分には、何かが足りないんだ」
- もっと明るくならなければ
- もっと社交的にならなければ
- もっと自信を持たなければ
- もっと強い人間にならなければ
だから僕は、成功哲学や自己啓発、能力開発を学び始めました。
もちろん、学ぶこと自体は大好きでした。
でも、今振り返ると、どこかに「今の自分ではダメだから、もっと立派な人間にならなければ」という気持ちがあったと思います。
そして、学べば学ぶほど、自分に足りないものが見つかる。
- 行動力が足りない。
- 継続力が足りない。
- 決断力が足りない。
- リーダーシップが足りない。
もう、足りないものだらけです(笑)
当時は「俺っていう人間は、どんなけ足らん部品ばっかりやねん」と、思っていました。
人生のどん底で、僕が失ったもの
そして33歳のとき、僕の人生は大きく崩れました。
会社が倒産し、離婚し、家族と離れ、最後には住む家まで失いました。
それまで、成功するために学んできたことが、まったく役に立たなかったように感じました。
もちろん、今ではそうは思っていません。
学んできたことの中には、後の再起を支えてくれたものも、たくさんあります。
でも、当時の僕には、そんなふうに考える余裕がありませんでした。
- お金がない
- 仕事がない
- 家もない
それも苦しかったんですが、僕にとって、もっと苦しかったことがあります。
それは、自分自身を信じられなくなったことでした。
「これだけ勉強してきたのに、何をやってたんやろ……」
「自分には、やっぱり能力がなかったんやろうか」
「もっと強い人間やったら、こんなことにはなれへんかったんやないか」
そんなことを、何度も考えました。
そして、人生がうまくいかなかった理由を、すべて自分の能力や人格の問題として受け止めようとしていたんです。
でも、そこには一つ、大きな見落としがありました。
「できなかった」と「できない人間」は違う
たとえば、こんな場面を想像してみてください。
昨日、仕事で大きな失敗をした。
その原因を振り返ると…
- 睡眠不足で集中できていなかった
- 確認する時間も足りなかった
- 周囲に相談する余裕もなかった
そんなとき「自分は仕事ができない人間だ」と結論づけてしまったら、どうでしょうか。
本当にそうでしょうか。
もちろん、失敗した事実は変わりません。
改善すべきこともあります。
でも「今回うまくできなかった」という事実と「自分は能力のない人間だ」という評価は、同じではありません。
ここを混同してしまうと、失敗するたびに、自分自身の価値まで下げてしまいます。
僕は昔、これをよくやっていました。
何かに失敗すると「自分はダメだ」
何かが続かないと「自分は意思が弱い」
人とうまく話せないと「自分はコミュニケーション能力がない」
そうやって、一つの出来事から、自分という人間全体にダメ出ししていたんです。
でも今は、まずこう考えるようにしています。
「能力の問題なのか。それとも、状態や環境の問題なのか?」
この問いを持つだけでも、自分との向き合い方は変わってきます。
スマートフォンの性能は、充電残量では決まらない
少し分かりやすい例をお話しします。
スマートフォンを想像してください。
最新の高性能なスマートフォンです。
処理能力も高い。
カメラも素晴らしい。
便利なアプリもたくさん入っています。
ところが、バッテリーの残量が1%しかありません。
動作も不安定で、もうすぐ電源が切れそうです。
そんなとき「このスマートフォンは性能が低い!」と怒るでしょうか。
たぶん、そうは思いませんよね。
まず、充電します。
あるいは、バックグラウンドで動いているアプリを整理するかもしれません。
それでも調子が悪ければ、原因を調べます。
人間も、少し似ているところがあると思うんです。
- 身体が疲れ切っている
- 頭の中が情報でいっぱい
- 人間関係で消耗している
- 心が不安でいっぱい
- 何のために頑張っているのか分からない
そんな状態では、普段持っている力を十分に発揮できないことがあります。
でも、それは必ずしも、あなた自身の価値が低いということではありません。
ただ、スマートフォンと違って、人間は充電器につなげばすぐに回復するわけではありませんけどね(笑)
だからこそ、自分の状態を丁寧に見てあげることが大切なんだと思います。
「整っていなかっただけ」は、言い訳ではありません
ここで、一つ大切なことをお話しします。
今回のタイトル「あなたは足りなかったのではない。整っていなかっただけ」
この言葉を聞いて「じゃあ、失敗しても全部、状態のせいにすればいいんですか?」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、そういう意味ではありません。
実際に、知識や技術が足りないこともあります。
努力や練習が必要なこともあります。
自分の判断が間違っていたこともあります。
僕自身、過去の失敗には、自分の判断や行動に問題があった部分もあったと思っています。
それを、全部「状態が悪かったから」で片づけるつもりはありません。
ただ、僕が伝えたいのは、失敗の原因を考えることと、自分という人間を否定することは別だということなんです。
- 失敗したなら、原因を考える
- 必要なら、謝る
- 改善する
- 学び直す
- そして、次に活かす
でも、その過程で「だから自分には価値がない」とまで考える必要はありません。
責任を持つことと、自分を責め続けることは違う、というふうに僕は考えています。
「足りないもの探し」から「整えるもの探し」へ
ここで、ぜひ試していただきたい考え方があります。
それは「足りないもの探し」を「整えるもの探し」に変えることです。
たとえば「最近、やる気が出ない」と思ったとします。
これまでだったら「自分には根性が足りない」と考えていたかもしれません。
でも、そこで一度「最近、ちゃんと眠れているだろうか?」と考えてみる。
あるいは「仕事に集中できない」と思ったとします。
そこで「自分は集中力がない」と決めつけるのではなく「情報を入れすぎていないだろうか?」「やることを抱えすぎていないだろうか?」と考えてみる。
「人に優しくできない」と思ったときも「自分は心が狭い」と決めつける前に「最近、余裕がなくなっていないだろうか?」と問いかけてみる。
もちろん、それですべてが解決するわけではありません。
でも、自分を責めるだけでは見つからなかった改善策が、見えてくることがあります。
僕が五つ星成功術をつくった理由
僕が五つ星成功術を体系化した理由の一つは、まさにここにあります。
人生がうまくいかないとき…
「もっと頑張れ」
「もっと成長しろ」
「もっと強くなれ」
と、自分を追い込むだけではなく、今の自分の状態を、少し丁寧に見てあげたい。
そこで「身・脳・気・心・志」という五つの視点から、自分を見つめ直すようにしました。
- 身体はどうだろう。
- 頭の使い方はどうだろう。
- エネルギーの使い方はどうだろう。
- 心の状態はどうだろう。
- そして、自分が進みたい方向はどうだろう。
こうやって考えると「自分はダメだ」という漠然とした自己否定が「今は、ここを整えてみよう」という具体的な行動に変わっていきます。
これが、僕にとって大きな変化でした。
人生が変わると、自分の見方も変わる
僕は今、仕事を通じて、多くの方と関わらせていただいています。
文章を書いたり、マーケティングの支援をしたり、講座をつくったり、こうして音声でお話ししたりしています。
でも、子どもの頃の僕を知っている人が見たら、きっと驚くと思います。
あれだけ無口で、人見知りで、人前で話すのが苦手だった人間が、Voicyで毎週しゃべっているわけですから。
昔の僕が今の自分を見たら「お前、いったい何があったんや?」と言うかもしれません(笑)
でも、僕は別人になったわけではありません。
今でも、人前で話すことが得意な人たちを見ると、すごいなと思います。
苦手なことだって、まだまだたくさんあります。
ただ、昔よりも、自分の特性を理解し、自分に合ったやり方を見つけられるようになりました。
- 無口だったからこそ、人の話をじっくり聞けることもある
- 人見知りだったからこそ、相手の気持ちに敏感になれることもある
- 失敗してきたからこそ、うまくいかない人の気持ちを想像できることもある
もちろん、苦手なことがすべて長所に変わるわけではありません。
でも、自分の弱さだと思っていたものが、見方や使い方によって、誰かの役に立つこともある。
僕は、それを自分の人生から学びました。
今週の「一つ星チャレンジ」
では、今週の「一つ星チャレンジ」です。
今回は、少しだけ、自分への言葉を変えてみましょう。
今週、何かがうまくいかなかったとき…
「自分はダメだ」
「自分には才能がない」
「自分は意思が弱い」
そんな言葉が頭に浮かんだら、一度だけ立ち止まってください。
そして、こう問いかけてみてください。
「本当に自分の能力が足りないのだろうか。それとも、何か整えられることがあるだろうか?」
たとえば「今日は集中できなかった」と思ったら「自分は集中力がない」ではなく「今日は睡眠が足りなかったのかもしれない」と考えてみる。
「今日も運動できなかった」と思ったら「自分は三日坊主だ」ではなく「今の生活に合う運動の時間を考えてみよう」と考えてみる。
そして、整えられそうなことが見つかったら、一つだけ行動してみてください。
大きなことでなくて構いません。
今週は、自分を責める言葉を一つ減らし、自分を整える行動を一つ増やす。
これをチャレンジにしてみてください。
あなたは、まだ自分の可能性を使い切っていない
最後に…
僕は、33歳で人生のどん底を経験したとき、自分には何も残っていないと思いました。
でも、実際には、そうではありませんでした。
- それまで学んできたこと
- 経験してきたこと
- 失敗から得た気づき
- 人との出会い
- そして、もう一度やり直したいという気持ち
失ったものは、確かにたくさんありました。
でも、自分の中に残っているものも、たくさんあったんです。
そのことに気づくまで、時間がかかりました。
だからこそ、今、人生が思うようにいかず、自分を責めている人に伝えたいんです。
あなたが今、うまくできていないことは、あなたという人間のすべてではありません。
今、結果が出ていないからといって、これからも結果が出ないと決まったわけではありません。
今、何かが足りないと感じていても、それだけで自分の価値が決まるわけではありません。
もちろん、学ぶことも、努力することも必要です。
でも、その前に、一度、自分を整えてみていただければと思うんです。
自分を否定するのではなく、自分を理解する。
自分を追い込むのではなく、自分が力を発揮できる状態をつくる。
そして、今ある自分から、少しずつ前へ進んでいく。
それが、僕の考える五つ星成功術です。
あなたは足りなかったのではない。
整っていなかっただけ。
この言葉が、今日のあなたにとって、自分を見つめ直す小さなきっかけになれば嬉しいです。
そして、100点の三日坊主より、60点の365日。
焦らず、少しずつ、一緒に整えていきましょう。
次回は「成功とは『何をするか』ではなく『どんな状態でいるか』」というテーマでお話しします。
これまでお伝えしてきた、五つ星成功術の基本的な考え方を、いったん整理する回です。
そもそも、僕たちは何のために成功したいのでしょうか。
そして、成功とは、本当にお金や地位、目標の達成だけで決まるものなのでしょうか。
そんな問いについて、一緒に考えてみたいと思います。
今回も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。
宮本真愿でした。
それでは、また次回お会いしましょう。


