本記事は、voicyで配信している音声の文字起こしです。音声は以下のリンクからお聴きいただけます。
こんにちは。宮本真愿です。
今日から、いよいよ本編をスタートしていきたいと思います。
第1回目のテーマは「成功哲学を30年以上学んだ僕が、ホームレスになりました」です。
なかなか第1回から重たいタイトルですよね(笑)
でも、この話を抜きにして、僕の「五つ星成功術」は語れません。
そして今日のお話は「ホームレスから復活しました!」という成功物語を聞いてもらいたいわけではありません。
むしろ、その逆です。
僕が今日、一番お伝えしたいのは「成功する方法を知っていることと、人生がうまくいくことは、まったく別物だった」という話なんです。
成功したくて、ずっと勉強してきました
僕は若い頃から、成功哲学、自己啓発、能力開発、心理学など、とにかくいろんなことを学んできました。
- 本もたくさん読みました
- 教材も買いました
- セミナーにも参加しました
- 海外の成功哲学も勉強しました
「どうすれば人は成功できるのか?」
「どうすれば人生を変えられるのか?」
そんなことを、ずっと追いかけてきたんですね。
ですから、少なくとも知識だけで言えば、成功について何も知らなかったわけではありません。
- 目標を持ちましょう
- 思考を変えましょう
- 信念を持ちましょう
- 行動しましょう
- 諦めずに継続しましょう
- 成功するまでやり続けましょう
こういう話は、もう何度聞いたか分かりません。
もちろん、どれも間違っているとは思いません。
今でも大切だと思っています。
ところが……
そんな僕の人生に、ある日、大事件が起きます。
33歳で、人生が崩れました
33歳のときです。
経営していた会社が倒産しました。
それをきっかけに、いろんなものが、まるでドミノ倒しのように崩れていきました。
- 仕事を失う
- お金を失う
- 離婚する
- 家族と離れる
そして最終的には、住む家まで失いました。
いわゆる、ホームレス状態です。
今だからこうして淡々と話せますけど、当時は、そんな余裕はありません。
そして何より苦しかったのは、お金がないことだけじゃなかったんです。
僕の中で、ずっと一つの疑問がぐるぐる回っていました。
「なんでやねん……」ですよ(笑)
いや、本当に。
「俺、成功するために、ずっと勉強してきたやん」と。
- 成功哲学を学んできた
- 自己啓発も学んできた
- 人生を良くする方法も勉強してきた。
なのに……
気がついたら、人生を良くするどころか、人生そのものが崩壊している。
「じゃあ、今まで勉強してきたことは何だったんだ?」
そんな気持ちになりました。
一番つらかったのは「自分を信じられなくなったこと」
でも、今振り返ってみると、あのとき一番つらかったのは、会社を失ったことでも、お金を失ったことでもなかったような気がします。
一番つらかったのは、自分自身を信じられなくなったことだったんですね。
- 成功について勉強してきた
- 頑張ってきた
- 自分なりに一生懸命生きてきた
それなのに、結果として人生が崩れてしまった。
そうなると「自分の何がダメだったんだろう」という方向へ意識が向きます。
- もっと努力すべきだったのか
- 能力が足りなかったのか
- 根性がなかったのか
- 人間として未熟だったのか
どんどん自分を責めるようになります。
でもですね。この経験が、後に僕が「五つ星成功術」をつくる、ものすごく大きなきっかけになりました。
成功法則が間違っていたわけではなかった
人生を立て直していく中で、僕はもう一度、自分が学んできたことを見直しました。
そして、少しずつ気づいたんです。
成功哲学が間違っていたわけじゃない。
自己啓発が全部ウソだったわけでもない。
僕が学んできたことの中には、今でも大切にしている素晴らしい教えがたくさんあります。
じゃあ、何が問題だったのか。
僕なりにたどり着いた答えは「方法ばかりを学んで、自分の状態を見ていなかった」ということでした。
車が壊れているのに、アクセルを踏んでいた
たとえば、ものすごく性能のいい車があるとします。
でも…
- タイヤの空気は抜けている
- エンジンから変な音がしている
- ガソリンもほとんど入っていない
- ナビも壊れている
そんな状態なのに「もっと速く走れ!」「アクセルを踏め!」と言っても、無理がありますよね。
下手をすれば事故を起こします。
ところが僕は、自分自身に対して、これと同じことをやっていたんです。
- 疲れていても頑張る
- 心が乱れていても頑張る
- 方向性が分からなくても頑張る
- うまくいかなければ、さらに頑張る
- それでもダメなら、また新しい成功法則を探す
当時の僕に言ってやりたいですね。
「いやいや、アクセル踏む前に整備せぇよ」って(笑)
でも、当時は分からなかったんです。
なぜなら、頑張ることが正しいと思っていましたから。
人生には「順番」があるんじゃないか
そこから僕は、成功するために「何をするか」だけではなく「どんな状態でそれをするのか」ということを考えるようになりました。
- 身体がボロボロなのに、前向きな心だけつくろうとしてもうまくいかない
- 頭の中が情報でパンパンなのに、さらに新しいノウハウを入れてもうまくいかない
- 心が乱れているのに、無理やり大きな目標を掲げても続かない
つまり、成功には「方法」以前に、方法が機能するための土台が必要なんじゃないか。
そう考えるようになったんです。
そこで僕が長年の学びと実体験を整理して、最終的に五つにまとめたのが「身・脳・気・心・志」です。
- 身体の「身」
- 脳
- エネルギーとしての「気」
- 心
- そして、自分はどこへ向かって生きるのかという「志」
この五つを、身、脳、気、心、志の順番で整えていく。
これが、僕が「五つ星成功術」と呼んでいるものです。
僕は「成功法則」を否定したいわけではありません
ここは誤解してほしくないので、お伝えしておきたいと思います。
僕は、成功哲学や自己啓発を否定したいわけではありません。
むしろ僕自身、そこから人生を変えるほど大切なことを、たくさん学んできました。
ただ、30年以上学び続け、それでも一度人生を大きく崩した人間として、一つだけ言えることがあります。
それは、素晴らしい成功法則も、自分の状態が整っていなければ、うまく使えないことがあるということです。
包丁が悪いわけじゃない。
料理本が悪いわけでもない。
でも、自分がフラフラの状態で料理をしたら、うまく作れないこともありますよね。
だから僕は「もっと頑張れ」の前に「今、自分はどんな状態なんだろう?」と問いかけることが、ものすごく大切だと思っています。
「自分がダメだから」と結論を出す前に
もし今、この放送を聴いてくださっている方の中に…
「いろいろ勉強してきたけど、人生が変わらない」
「目標を立てても続かない」
「やる気はあるのに行動できない」
「また三日坊主になってしまった」
そんな方がいたら、すぐに「自分はダメだ」という結論を出さないでほしいんです。
もしかすると、あなたに何かが足りないのではなく、ただ、今の状態が少し整っていないだけかもしれません。
僕はそこに気づくまで、ずいぶん遠回りしました。
成功する方法を探して、勉強して、頑張って、また勉強して……
最終的にはホームレスにまでなりました。
かなり授業料の高い学びでした(笑)
だからこそ、僕の失敗を、皆さんまで同じように経験する必要はありません。
今週の「一つ星チャレンジ」
では最後に、毎週恒例にしていきたい「今週の一つ星チャレンジ」です。
今回は、とても簡単です。
何かうまくいかないことがあったとき、すぐに…
「自分はダメだ」
「意思が弱い」
「もっと頑張らないと」
と考えるのではなく、一度だけ、こう自分に聞いてみてください。
「今の自分は、どんな状態だろう?」
- 疲れていないか
- 睡眠は足りているか
- 頭の中が情報でいっぱいになっていないか
- 人間関係でエネルギーを消耗していないか
- 心に何か引っかかっていないか
- そもそも、自分がどこへ向かいたいのか分からなくなっていないか
答えを出さなくても構いません。
今週は「自分を責める前に、自分の状態を見る」
これだけやってみてください。
人生は「足す」だけでは変わらない
僕たちは人生を変えようとすると、ついつい何かを足そうとします。
- 新しい知識
- 新しいノウハウ
- 新しい資格
- 新しい習慣
もちろん、それも大切です。
でも、ときには、新しい何かを足す前に、今の自分を整える。
そのほうが、人生が動き始めることがあります。
僕自身、それに気づくまで30年以上かかりました。
だから、このVoicyでは、華やかな一発逆転の成功法則ではなく、一週間に一つずつ、皆さんと一緒に、人生の土台を整えていきたいと思っています。
100点の三日坊主より、60点の365日。
焦らなくて大丈夫です。
一つずついきましょう。
そして次回、第2回目は「人生が変わらないのは、努力が足りないからじゃない」というテーマでお話しします。
なぜ、頑張っている人ほど「もっと頑張らなきゃ」という罠にハマってしまうのか。
そして、努力する前に何を整える必要があるのか。
そんなお話をしたいと思います。
最後まで聴いていただいて、ありがとうございました。
宮本真愿でした。
それでは、また次回。


