本記事は、voicyで配信している音声の文字起こしです。音声は以下のリンクからお聴きいただけます。
人生が変わらないのは、努力が足りないからじゃない
こんにちは、宮本真愿です。
「宮本真愿の五つ星成功術」
今日は「人生が変わらないのは、努力が足りないからじゃない」というテーマでお話しします。
いきなりですが、もし今、あなたの人生が思うようにいっていないとしたら、その原因は何だと思われますか?
- もっと努力しなければいけない
- もっと勉強しなければいけない
- もっと行動しなければいけない
- もっと自分を成長させなければいけない
僕たちは、うまくいかないことがあると、ついつい「自分には何かが足りない」と考えてしまいます。
僕自身も、ずっとそうでした。
でも今は、少し違う考え方をしています。
今日は、最初に結論を言ってしまいますね。
人生が変わらないとき、必要なのは「努力を増やすこと」ではなく「努力が機能する状態をつくること」かもしれません。
今日は、そんなお話です。
頑張っている人ほど「もっと頑張ろう」とする
僕はこれまで、仕事でもプライベートでも、本当にたくさんの人と接してきました。
その中で感じることがあります。
人生がうまくいっていない人が、みんな怠けているのかというと、全然そんなことないんですよね。
むしろ、真面目な人ほど頑張っています。
- 本を読む
- 勉強する
- 資格を取る
- セミナーに参加する
- SNSで情報を集める
- 朝活する
- 目標を書く
- 手帳を使う
- 習慣化に挑戦する
それでも人生が思うように変わらない。
すると、こう考えます。
「まだ努力が足りないんだ」
そして、さらに頑張る。
それでも変わらない。
すると今度は「自分は意思が弱いんだ」となる。
そして、さらに自分を追い込む。
これ、昔の僕がまさにそうでした。
僕は「努力不足」だと思っていました
前回の放送でもお話ししましたが、僕は若い頃から、成功哲学や自己啓発、能力開発などをずっと学んできました。
それでも33歳のとき、会社が倒産し、離婚し、家族と離れ、最後には住む家まで失いました。
当時の僕が考えたことは、シンプルでした。
「俺の努力が足らんかったんかな……」
- もっと勉強しておけばよかった
- もっと働いておけばよかった
- もっと能力があれば
- もっと強い人間だったら
そんなふうに「もっと、もっと、もっと」と考えていました。
でもですね、今振り返ってみると、僕に必要だったのは、さらにアクセルを踏み込むことではなかったんです。
むしろ、一度アクセルから足を離すことだったと思います。
穴の空いたバケツに、水を入れ続けていないか
たとえば、ここにバケツがあるとします。
そのバケツに、一生懸命、水を入れます。
でも、なかなか水が溜まりません。
普通なら「あれ?おかしいな」と思いますよね。
よく見ると、バケツの底に穴が空いている。
だったら、どうしますか?
もっと勢いよく水を入れるでしょうか。
蛇口を全開にして「努力が足りない!」と言いながら、さらに水を入れるでしょうか。
いやいや、まず、穴を塞ぎますよね。
でも僕たちは、自分の人生では、これを結構やってしまいます。
- 身体が疲れている
- 睡眠が足りていない
- 頭の中が情報でいっぱい
- 人間関係でエネルギーを消耗している
- 心の中に不安やモヤモヤを抱えている
- 何のために頑張っているのかも分からなくなっている
そんな状態なのに、さらに努力を注ぎ込む。
そして成果が出ないと「まだ努力が足りない」と思って、もっと頑張る。
僕からすると、今ならこう言いたくなります。
「いや、水増やす前に、その穴どないかしよう」って(笑)
「努力できる状態」をつくる
もちろん、僕は努力を否定しているわけではありません。
- 努力は大切です
- 行動も必要です
- 継続も必要です
何もしないで、人生が勝手に変わってくれるわけではありません。
ただ、ここで大切なのは、努力にも「質」があるということです。
疲労困憊の状態で行う努力と、身体も頭もスッキリした状態で行う努力。
不安でいっぱいの状態で行う努力と、自分が進む方向に納得して行う努力。
同じ1時間でも、結果は変わってきます。
つまり、努力の「量」だけではなく、どんな状態で努力しているのかを見る必要があるんです。
号外版で、僕自身が実験しました
前回と今回の間に、号外版を配信しました。
聴いてくださった方はご存じだと思いますが、実は前々回の放送、僕は前日に意図的に深酒をして、二日酔いの状態で収録しました。
なかなか身体を張った実験です(笑)
すると、いつも僕の音声や動画を聴いてくださっているTororiさんというリスナーから「いつもと声が違うような印象でした」というコメントをいただきました。
- 知識は同じです
- 経験も同じです
- 話す内容も準備してあります
宮本真愿という人間も、前の日から別人になったわけではありません。
違ったのは「状態」だけです。
でも、その状態が違うだけで、声色や空気感にまで影響が出る。
僕はこれを、非常に象徴的な出来事だと思っています。
ポテンシャルがないのではなく、出せていないだけかもしれない
僕は五つ星成功術を通じて、伝えたいことがあります。
それは「自分には能力がない」と、あまり簡単に決めつけないでほしいということです。
たとえば、睡眠不足の状態で仕事をして、集中できなかった。
そこで「俺は集中力がない」と判断する。
でも、本当にそうでしょうか。
人間関係でヘトヘトになった状態で、新しいことに挑戦できなかった。
そこで「私は行動力がない」と判断する。
本当にそうでしょうか。
毎日忙しくて、身体も心も疲れ切っている状態で、新しい習慣が三日で終わった。
そこで「私は意思が弱い」と判断する。
本当にそうでしょうか。
もしかすると、能力がないのではなく、能力を発揮できる状態ではなかっただけかもしれないんです。
この違いは、ものすごく大きいと思います。
「もっと頑張れ」は、ときに逆効果になる
真面目な人ほど、うまくいかないときに、自分へ厳しい言葉をかけます。
「甘えるな」
「もっと頑張れ」
「みんなやっている」
「こんなことで弱音を吐くな」
僕も、ずっとそうやって自分を動かしてきました。
もちろん、それで動けるときもあります。
でも、ガソリンがなくなっている車に「もっと走れ!」と言ったところで、走れません。
スマートフォンのバッテリーが1%なのに「根性出せ!」と言っても、充電は増えません(笑)
人間も、そんなに違わないと思うんです。
だから、頑張れない自分を責める前に、まず状態を見る。
これが、五つ星成功術のスタート地点です。
五つ星成功術は「足し算」だけではありません
人生を変えようとすると、僕たちは、何かを「足す」ことばかり考えます。
- もっと知識を足す
- もっと努力を足す
- もっと習慣を足す
- もっと予定を足す
でも、整えるというのは、足すことだけではありません。
場合によっては、減らすことかもしれないんです。
- 睡眠を削っている予定を減らす
- 頭をいっぱいにしている情報を減らす
- エネルギーを奪っている人間関係との距離を見直す
- やらなければいけないと思い込んでいることを減らす
そして、自分を責める言葉を減らす。
何かを足すより、一つ減らしたことで、急に動けるようになることがあります。
人生って、面白いですよね。
成功は「方法」ではなく「状態」
これが、僕が五つ星成功術で、繰り返しお伝えしていきたいことです。
成功は、方法ではなく状態。
正確に言えば、方法が必要ないという意味ではありません。
素晴らしい方法を、最大限に活かせる状態を先につくるということです。
だから、五つ星成功術では…
- 身
- 脳
- 気
- 心
- 志
この五つを、順番に整えていきます。
いきなり「人生の使命を見つけよう!」ではありません。
まず身体。
まず足元。
そこから始めます。
今週の「一つ星チャレンジ」
では最後に、今週の「一つ星チャレンジ」です。
今週は、何かうまくいかないことがあったとき「もっと頑張る」を、一度だけ保留にしてみてください。
そして、こう自分に問いかけます。
「努力を増やす前に、整えられるものはないだろうか?」
たとえば…
- 今日は30分早く寝る
- SNSを見る時間を少し減らす
- 机の上を片づける
- 10分だけ散歩する
- 一つ予定を減らす
- 誰かに頼る
- 何もしない時間をつくる
何でも構いません。
大改革はいりません。
一つだけです。
そして、整えた後の自分が、どう変わるのかを観察してみてください。
頑張ってきた人にこそ、伝えたい
今日の放送は、これまで頑張ってこなかった人に「頑張らなくてもいいですよ」と伝えたい放送ではありません。
むしろ逆です。
ずっと頑張ってきたのに、なぜか人生が思うように変わらなかった人。
そんな人にこそ、伝えたいんです。
あなたの努力が、全部間違っていたわけではありません。
努力が足りなかったとも限りません。
ただ、その努力を十分に実らせるための状態が、少し整っていなかっただけかもしれません。
だから、これ以上、自分を責める材料として「努力」という言葉を使わないでください。
努力を増やす前に、一度、自分を整えてみる。
すると、今まで100の力で押しても動かなかったものが、60くらいの力で、スッと動き始めることがあります。
僕が目指したいのは、根性で自分を引きずっていく人生ではありません。
自分自身を味方につけて、自然と前へ進める状態をつくること。
それが、五つ星成功術です。
あなたは足りなかったのではない。
整っていなかっただけ。
そして「100点の三日坊主より、60点の365日」
今週も、一つだけ整えてみてください。
次回は「100点の三日坊主より、60点の365日」
というテーマで、なぜ僕たちは三日坊主になってしまうのか。
そして「続けられる人」と「続けられない人」の違いは、本当に意思の強さなのか。
そんなお話をしたいと思います。
最後までお聴きいただきまして、ありがとうございました。
宮本真愿でした。
それでは、また次回お会いしましょう。


