30年以上「成功法則」を学び続けた僕が、どん底で気づいた「知識を増やしても人生が変わらない」理由
人生を変えたいなら、そろそろ「学ぶ」のをやめたほうがいいかもしれません。
ちょっと乱暴な言い方ですが、30年以上…
- 成功哲学
- 自己啓発
- 心理学
- 脳科学
- スピリチュアル
いろいろ学び続けてきた僕だからこそ、最近、本気でそう思います。
もちろん「勉強なんて意味がない」と言いたいわけではありません。
僕自身、学ぶことが大好きです。
今でも本を読みますし、新しい知識に触れるとワクワクします。
ただ、人生には「学ぶほど変わる時期」と「学ぶほど変われなくなる時期」があると思うんです。
本棚だけは、順調に成功していました
昔の僕は、人生を変える方法を、ずっと探していました。
- 成功者の本を読む
- セミナーへ行く
- 教材を買う
- 新しい理論を知る
すると、ものすごく前進した気分になります。
「なるほど!」
「これだったのか!」
「今度こそ変われる!」
でも、数週間すると、また元の自分に戻っている。
すると僕は、こう考えます。
まだ何か知らないことがあるんだ
↓
そして、次の本を読む
↓
次のノウハウを学ぶ
↓
また「なるほど!」となる
↓
でも、人生はそれほど変わらない
- 知識は増えていく
- 本棚も増えていく
- セミナーの資料も増えていく
本棚だけは、順調に成功していました(笑)
「知らないから変われない」と思っていた
僕は長い間、人生が変わらない原因は「まだ正解を知らないから」だと思っていました。
だから…
- もっと学べばいい
- もっと知識を増やせばいい
- もっとすごい成功法則を見つければいい
そう考えていたんです。
でも、会社が倒産し、離婚し、4人の子どもと離れ、住む場所まで失ったとき、嫌でも気づかされました。
僕は、もう十分すぎるほど知っていた。
- 目標設定も知っている
- 習慣の重要性も知っている
- 思考の大切さも知っている
- 潜在意識の話も知っている
- 成功哲学も何度も学んでいる
それでも、人生は崩れました。
ここで初めて、僕の問いが変わったんです。
「何を知らないんだろう?」ではなく「知っているのに、なぜできないんだろう?」へ。
「知っている」と「できる」の間には川がある
たとえば、健康になる方法を知らない人は、それほど多くないと思います。
- ちゃんと寝る
- 身体を動かす
- 食べすぎない
- バランスよく食べる
だいたい知っています。
でも、知っていることと、できることは別です。
文章術だって同じです。
「結論から書く」
「読者目線で書く」
「具体例を入れる」
知識として理解していても、実際に書けるとは限らない。
僕は「知っている」と「できる」の間には、大きな川が流れていると思っています。
そして、その川は、新しい知識を増やしただけでは渡れません。
学びには「快感」がある
ここは少し耳が痛い話かもしれません。
学ぶことって、気持ちいいんです。
新しいことを知ると、成長した感覚があります。
まだ何も行動していなくても「昨日の自分より賢くなった」という満足感が得られる。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
問題は「学んだ」という満足感が、「変わった」という錯覚になること。
- 本を読んだ
- セミナーに参加した
- 動画を見た
- ノートをびっしり書いた
それで、人生を変える仕事をした気になる。
・・・これは昔の僕が、何度もハマった罠です。
ノウハウコレクターだった僕に足りなかったもの
では、何が足りなかったのか。
- さらにすごい知識?
- 秘密の成功法則?
- 一部の成功者しか知らない方法?
違いました。
必要だったのは「知識を増やすこと」ではなく「知識が動ける状態をつくること」でした。
- 身体が疲れ切っている
- 脳が情報でパンパンになっている
- 気が枯れている
- 心が不安でいっぱいになっている
- 志がぼやけて、どこへ向かいたいのか分からない
そんな状態で、さらに成功法則を一つ追加しても、なかなか人生は動きません。
スマホで言えば、バッテリー3%、容量パンパン、OSも不安定なのに「人生を変える最新アプリ」をまたインストールしているようなものです。
そりゃ、重くもなります(笑)
「何を学ぶか」より「何を使うか」
だから今の僕は、学ぶときに一つだけ意識しています。
新しいことを知ったら「で、僕はこれを何に使う?」と考える。
本を一冊読んだなら、全部覚えなくてもいい。
一つだけ実践する。
セミナーへ行ったなら、ノートをきれいにまとめるより、一つ行動を変える。
いい言葉に出会ったなら、SNSに引用するだけではなく、今日の生活に一つ入れてみる。
僕は、100個知っていて0個使うより、1個知っていて1個使える人のほうが、人生は変わると思っています。
「学ばない期間」をつくってみる
もし…
- 本をたくさん読んでいる
- YouTubeで勉強している
- SNSで有益情報を集めている
- セミナーにも参加している
それなのに「なぜか人生が変わらない」と感じているなら、あえて一度「学ばない期間」をつくってみるのもおすすめです。
- 新しい本を買わない
- 新しい教材を探さない
- 新しい成功法則を追わない
その代わり、これまで学んできたことを見返して、一つだけ選ぶ。
そして、それを実際にやってみる。
知識を増やすのではなく、知識を身体に下ろす時間をつくるんです。
僕が30年以上かけて気づいたこと
最後に、今回のタイトルとは真逆のことを言いますが…
30年以上学び続けて、僕はいま、学ぶことを否定するどころか、以前より大切だと思っています。
ただし、学びの目的は「知っている人になること」ではありません。
「生き方が変わること」です。
本棚にある成功法則が、どれだけ素晴らしくても、僕の代わりに人生を変えてはくれません。
線を引いたページも、書き込んだノートも、保存した動画も、最後は、僕自身が使わなければならない。
だから、もしあなたが「もっと学ばなきゃ」と焦っているなら、今日だけは、新しい情報を探す前に、こう自分に聞いてみてください。
「僕は本当に、まだ知らないんだろうか?」
それとも「もう知っていることを、まだ生きていないだけなんだろうか?」
人生を変える次の答えは、次に買う本の中ではなく、すでにあなたが学んできたことの中にあるかもしれません。


