100点の三日坊主より、60点の365日という考え方
三日坊主は、意志が弱い人の「性格」ではありません。
僕は昔から、かなりの三日坊主(常習犯)です。
よし、今度こそ続けるぞ!と新しいことを始める。
- 1日目は100点
- 2日目も100点
- 3日目あたりから、ちょっと怪しくなる
そして4日目…
昨日までの情熱はどこへ行ったんや(笑)
そんなことを何度も繰り返してきました。
だから昔は…
「自分は意志が弱い」
「継続力がない」
「成功する人間の器じゃない」
と思っていました。
でも、長年いろいろ試して分かったことがあります。
三日坊主は「性格」ではなく「設計」の問題であることが多いんです。
なぜ、初日はあんなにやる気があるのか
不思議ですよね。
- ダイエット
- 運動
- 勉強
- 早起き
- 読書
- SNS発信
始めた日は「今回はいける」と思っています。
誰も「3日後にやめるぞ!」と思って始めません(笑)
それなのに続かない。
ここで僕たちは「意志が弱かった」と片づけてしまいます。
でも、それでは説明できないことがあります。
同じ人間なのに、続くこともあるからです。
- 歯磨きは続く
- スマホを見るのも続く
- 好きな動画なら毎日見られる
ということは「継続できない人間」なのではない。
続くものと、続かないものがある。
では、その違いは何なのか。
脳は「人生を変えたい」と思っていない
僕たちは「人生を変えたい」と思います。
でも脳にとって、変化は必ずしも歓迎すべきものではありません。
脳には、できるだけ慣れた状態を維持しようとする性質があります。
だから突然…
「明日から5時に起きる!」
「毎日1時間走る!」
「毎日2時間勉強する!」
と生活を大きく変えようとすると、最初は新鮮さで動けても、やがて元の状態へ戻ろうとする。
すると僕たちは、それを「自分の根性がなくなった」と解釈する。
でも実際には、あなたの脳が「いつもの生活に戻りませんか?」と営業に来ているだけかもしれません(笑)
僕が失敗していた「100点設計」
昔の僕には、もう一つ悪い癖がありました。
- 始めるときに、やりすぎる
- 運動するなら、しっかりやる
- 勉強するなら、何時間もやる
- 新しい習慣を始めるなら、完璧なルールを作る
そして1日できなかった瞬間、こう思う。
「もうダメだ…」
昨日まで100点だったのに、今日できなかった。
すると、100点からいきなり0点になる。
これが、僕の三日坊主製造工場でした。
「続ける」より「戻れる」を設計する
ここで考え方を変えました。
人間なんだから…
- できない日はある
- 疲れている日もある
- 忙しい日もある
- 気分が乗らない日もある
- 旅行の日もある。
飲みすぎて、翌朝、人生そのものを反省している日だってあります(笑)
それなのに「365日、完璧に続ける」という前提で習慣を作るから、一度途切れただけで失敗になる。
そこで僕は「途切れないこと」より「途切れても戻れること」を大切にするようになりました。
100点の三日坊主より、60点の365日
これは今、僕がとても大切にしている考え方です。
100点の三日坊主より、60点の365日。
10キロ走って3日でやめるより、10分歩いて1年続くほうがいい。
1日100ページ読んで本を閉じるより、5ページでも毎日読むほうがいい。
完璧な投稿を3本書いて燃え尽きるより、60点でも発信を続けるほうがいい。
人生を変えるのは、一瞬の最大出力より、小さな行動の総量だからです。
「最低ライン」を笑えるくらい低くする
僕が習慣を作るとき、今は最低ラインをかなり低く考えます。
たとえば「毎日30分運動する」ではなく、最低ラインは「1分でも身体を動かしたらOK」くらいでもいい。
「毎日30ページ読む」ではなく「1ページ読めば合格」でもいい。
そんなので意味あるの?と思うかもしれません。
あります。
なぜなら最初に作りたいのは、大きな成果ではなく「今日もやった」という連続性だからです。
調子がいい日は、30分やればいい。30ページ読めばいい。
でも調子が悪い日は、1分でいい。1ページでいい。
0にしない。
この考え方に変えてから、僕は「できない自分」と戦うことがかなり減りました。
三日坊主を「失敗」にしない
もう一つ大事なのは、本当に3日で止まってしまったときです。
昔なら「やっぱり俺は続かない」と自己否定していました。
でも今は、4日目にできなかったら、5日目から戻ればいいと思っています。
1週間空いたら、8日目から戻ればいい。
1か月空いても、また今日から始めればいい。
習慣に「再入場禁止」なんてルールはありません。
三日坊主になったことより「三日坊主になった自分はダメだ」と思って完全にやめてしまうことのほうが、ずっともったいないんです。
続かなかったら「自分」ではなく「設計」を疑う
これが、僕が一番伝えたいことです。
何かが続かなかったとき、すぐに「自分は意志が弱い」と結論づけないでください。
そんなときは「この仕組み、ちょっと無理がなかったかな?」と考える。
- ハードルが高すぎなかったか
- 時間帯は合っていたか
- 一度休んだら戻れないルールになっていなかったか
- 最初から100点を求めていなかったか
- 続ける理由を自分自身が納得していたか
人格を責めるのではなく、設計を修正する。
これだけで、三日坊主との付き合い方はかなり変わります。
僕自身、三日坊主が完全に治ったわけではありません。
たぶん、これからも何度もやります(笑)
でも、それでいいと思っています。
三日坊主になっても、四日目、五日目、十日目から戻ればいい。
人生は、一度止まったくらいでは終わりません。
だから、もしあなたにも「また続かなかった……」と諦めかけていることがあるなら、今日からもう一度、60点で再開してみませんか?
100点の三日坊主より、60点の365日。
続けられる人とは、一度も止まらない人ではなく、何度止まっても、また戻ってこられる人なのです。


