人生を変えるために必要だったのは、新しい「知識」ではなかった
成功哲学を30年以上学んだ僕が、ホームレスになりました。
成功哲学、自己啓発、脳力開発、心理学、スピリチュアル…
人生を良くしたくて、本当にいろいろ学んできました。
ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』に至っては、これまで369回読みました。
ちょっとイカれてますよね(笑)
でも、現実はそう甘くありませんでした。
成功法則を学んだ先に待っていた「どん底」
33歳のとき、経営していた会社が倒産。
そこから離婚、4人の子どもたちとの離散。
住む場所まで失い、最後はホームレスになりました。
「おかしいやん……」と思いました。
成功するための知識なら、山ほど持っている。
- 目標設定も知っている
- 潜在意識も知っている
- 願望実現も知っている
- ポジティブ思考も知っている
なのに、自分の人生は、まったくポジティブじゃない。
むしろ全力で逆走していました。
「まだ足りない」と思っていた
当時は、自分を責めました。
「まだ努力が足りないんだ」
「自分には才能がないんだ」
「もっと勉強しなければ」
だから、さらに学ぼうとした。
今振り返ると、ここに大きな勘違いがありました。
喉が渇いているのに塩を食べて「まだ足りない」と言って、さらに塩を食べているようなものです。
足りなかったんじゃない。
そもそも、見る場所を間違えていた。
そのことに気づくまで、ずいぶん遠回りしました。
人間は「思考」だけで生きていない
僕は長い間「正しい考え方を身につければ、人生は変わる」と思っていました。
もちろん、考え方は大切です。
成功哲学も、心理学も、脳科学も、スピリチュアルも、それぞれに素晴らしい知恵があります。
今でも僕は学び続けています。
でも、人間は「思考」だけで生きているわけではありません。
身体がボロボロなら、前向きに考えることさえ難しい。
脳が疲弊していれば、分かっていることさえ実行できない。
エネルギーが枯れていれば、最初の一歩が出ない。
心に傷を抱えていれば、アクセルを踏みながら無意識にブレーキを踏む。
そして「何のために生きるのか」という方向が定まっていなければ、どれだけ速く走っても目的地には着きません。
足りなかったのは「知識」ではなかった
僕がホームレスから再起していく過程で、少しずつ分かってきたことがあります。
人生が変わらなかった原因は「知識不足」ではなく、「状態」にあったのではないか。ということです。
- もっと学ぶ前に
- もっと頑張る前に
- もっと自分を変えようとする前に…
人生を動かす「自分自身」を整える必要があった。
僕の場合、それは「身・脳・気・心・志」という5つでした。
これを一つずつ整えていったことで、僕の人生は少しずつ動き始めました。
ホームレス状態から約2年。
僕は再び経営者として仕事ができるところまで戻ることができました。
あなたは「足りない」のではない
だから今は、人生が思うように変わらない人に「もっと頑張れ」とは簡単に言えません。
むしろ逆です。
これだけは伝えたい。
あなたは、足りなかったのではない。
整っていなかっただけかもしれません。
もし今…
- 本を読んでも
- セミナーを受けても
- 自己啓発を学んでも…
「なぜか人生が変わらない」と感じているなら、次に新しい知識を足す前に、一度だけ考えてみてください。
「自分に足りないものは何か?」ではなく「今の自分は、ちゃんと整っているだろうか?」
人生を変える入口は、案外そこにあるのかもしれません。


