現代人が最も失いつつある「能力」
「やろうとしても集中が続かない…」
「すぐにスマホを触ってしまう」
「気づいたらYouTubeをハシゴして、1日が終わっていた」
現代人が最も失いつつある「能力」…
それが「集中力」です。
でも、安心してください。
集中力とは、天才の特権でも、先天的な才能でもありません。
集中力は「筋肉」です。
つまり、鍛え方さえ知っていれば、誰でも強くできるということです。
脳は「すぐに注意が散るように」設計されている
私たちの脳は、生存本能として「外部刺激に反応しやすく」つくられています。
- カタンという物音に反応してしまう
- 新しい通知に飛びついてしまう
- 次々と目移りしてしまう
これは意思が弱いわけではなく、脳の構造が「集中を壊しやすい」仕様になっているからです。
さらに、スマホやSNSの登場により、現代人の集中力の持続時間は、8秒以下とも言われています。
つまり、金魚より短い。
これを放っておけば、深く考える力、創造する力、やり抜く力は失われ続けてしまいます。
僕も「3分と集中できない人間」だった
昔の僕は「集中力がない」のがコンプレックスでした。
- ビジネス本を読んでも5ページで漫画のほうへ
- 企画を立てても途中で放置
- やる気はあるのに、続かない
でもある日、師匠からこう言われたのです。
『集中力は生まれ持つものじゃない。使えば強くなる「筋肉」なんだよ』
この一言が、僕の思考を変えました。
そこからは、「集中力を高めるトレーニング」を習慣化し、今では90分の「ディープワーク」(集中力が最高に高まっている状態)も当たり前にできるようになったのです。
集中力を「意識」から「構造」に変える
集中力を高める最大のコツは「環境」と「リズム」を意図的に設計することです。
- 意志力に頼らない
- やる気を待たない
- 自動で集中できる「脳の回路」をつくる
そのためには「最初の5分間をデザインすること」がカギになります。
集中力を育てる3つの「脳習慣」
① 「3分だけ集中」でいいから「着手」する
人間の脳は「始める」ことさえできれば、自然と「やる気スイッチ」が入ります。
これは心理学で、作業興奮(作業によるドーパミン分泌)と呼ばれる現象。
とにかく「3分だけやってみる」ことを決める。
そうすることで、気づけば30分続いていた、なんてことも日常になります。
② 「通知を消す」のではなく「通知が来ない場所に移動する」
集中できない最大の敵は「スマホの誘惑」です。
通知オフだけでなく、スマホを別の部屋に置く or アプリのアイコンを隠す
環境そのものを変えることで、脳の防御反応が生まれず、自然と集中できます。
③ 「ポモドーロ・リズム」で脳に集中パターンを刻む
ポモドーロ・リズムとは…
- 25分集中+5分休憩を1セットとして繰り返す
- タイマーを使って明確な区切りを設ける
脳が「この時間は集中する時間」と覚えることで、集中が「習慣化」されていきます。
この集中法はこんな人におすすめです
- 気づいたらスマホを触ってしまう
- 本を最後まで読み切れない
- やりたいことがあるのに、集中できず進まない
- 成果を出せる“脳の使い方”を身につけたい人
今日から始める「集中力トレーニング」3ステップ
- まず「3分だけやる」と決めてタイマーをセットする
- スマホを目に入らない場所に置いて作業を始める
- 25分集中+5分休憩の1サイクルを実践してみる
集中力は、生まれつきじゃない。鍛えられる力だ。
やる気が出るのを待つのではなく、集中できる「構造」を先につくる。
脳は、繰り返しでしか進化しません。
つまり、今日から始めた習慣が、あなたの「脳力」を育てるのです。
集中力は、誰でも鍛えられる。
そしてそれは、人生のあらゆる成果を引き寄せる「最強の資産」になります。
さあ、たった今から3分、始めてみませんか?
宮本真愿
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