あなたの「脳の主導権」を握っているのは?
「分かってるのに、動けない…」
「頭ではこうした方がいいと分かっている。でも、なぜか逆の行動をしてしまう」
そんなふうに感じたことはありませんか?
それは、あなたの意志が弱いわけでも、怠けているからでもありません。
原因は「あなたの脳の主導権を握っているのは、潜在意識だから」です。
この記事では、成功や変化を望むあなたにこそ知ってほしい「脳力開発の鍵=潜在意識」のメカニズムと、その活用法を分かりやすくお伝えします。
あなたは「人生のハンドル」を握っていない
私たちは「自分の意識で人生をコントロールしている」と思い込んでいます。
でも実際は…
- 無意識に反応してしまう
- 怒らないと決めたのに怒ってしまう
- 変わりたいのに、変われない
こういった矛盾を生み出しているのが、潜在意識の暴走です。
つまり、自分で運転しているつもりでも、実際には「無意識の馬」が走る方向へ人生が進んでしまっているのです。
僕もずっと「自分をコントロールできない人間」だった
かつての僕も、何冊も自己啓発書を読み、目標を書き、アファメーションなどにも真剣に取り組んでいました。
でも、いつも三日坊主。やる気も続かない。感情に振り回される。
「やっぱり自分は変われない」と、何度も落ち込んだものです。
そんな時、メンターにこう言われました。
「人間(顕在意識)がどれだけがんばっても、馬(潜在意識)が逆方向に走ってたら、一歩も前に進めないよ」
その瞬間、ガツンと頭を殴られたような衝撃を受けました。
そして、「潜在意識」の正体を深く学び始めたのです。
顕在意識 vs 潜在意識の圧倒的な力差
まず押さえておきたいのが、脳の情報処理能力の違いです。
- 顕在意識:1秒間に 2000ビット
- 潜在意識:1秒間に 1100万ビット
その差、およそ5500倍。
また、一説には、潜在意識は顕在意識の「8万倍」ものパワーがあると言われています。
イメージでいうと…
- 顕在意識は「理性的な人間」
- 潜在意識は「圧倒的パワーを持つ馬」
あなたが「こっちに行きたい!」と思っても、馬が逆に暴走していたら、人生は全く違う方向に進んでしまうのです。
そもそも潜在意識とは?
潜在意識とは「意識していない意識」、つまり無意識の領域です。
- 心の奥底にある信念や記憶、感情のクセ
- 幼少期に植えつけられた「自分とはこういう人間だ」というセルフイメージ
- 習慣や反射的な反応
こうした「無自覚」のプログラムが、あなたの思考、感情、行動を操っているのです。
なぜ潜在意識を変えることが、脳力開発につながるのか?
私たちの行動の、9割以上は無意識に支配されていると言われています。
つまり、どれだけ努力しても「意識の力」だけでは限界があるのです。
しかし、逆に言えば…
潜在意識を味方につければ、努力しなくても行動できる状態をつくることができるということ。
- 成功者が「無意識で」前向きに行動できるのは、脳がそのようにプログラムされているから
- 環境や習慣、言葉の使い方で、潜在意識は再構築できる
つまり、潜在意識を鍛える=脳力を開花させることに直結するのです。
潜在意識を活性化する3つの実践法
① 肯定的な言葉で自己暗示をかける
- 朝起きたら鏡の前で「私はできる」と口に出す。
- 小さな成功でも「よくやった」と褒める。
潜在意識は「言葉を現実だと思い込む性質」があります。
② 寝る前の「脳のゴール設定」
- 潜在意識は、寝ている間も働いています。
- 「明日はこれをやる」「こうなりたい」と寝る前に唱える。
これにより、潜在意識が勝手に情報収集や準備を始めてくれます。
③ 成功イメージを「感情」ごとインプットする
- イメージトレーニングで「成功後の感情」まで思い描く。
- 映画のように「体感する」ことで、脳は「すでに経験した」と認識します。
今日からできる「潜在意識の書き換え習慣」
- 朝、ポジティブな言葉を声に出してスタート(3秒)
- 夜、なりたい姿を感情込みでイメージしてから寝る(30秒)
- 日中、何かに挑戦したら「できた自分」を内心で褒める(習慣化)
成功とは、潜在意識を味方につけた人に訪れる
人生を変えるのは「気合」や「意志力」ではありません。
馬(潜在意識)に正しい方向を教え、共に走ること
それが、ブレない自分、成功する自分を創る「脳力開発」です。
あなたの中の「無意識の馬」は、今も走り続けている…
その手綱を握り、望む方向に導く力は、あなたの中にあるのです。
宮本真愿
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