シンプルで効果的な言葉
「この人と、もっと親しくなりたい」
そう思ったとき、あなたは何をしますか?
自己紹介?
共通点を探す?
天気の話?
もちろん、それらも悪くはありません。
けれど…
もっとシンプルで、効果的な方法があるんです。
それが「褒めること」
褒め言葉は、人の心を一瞬で開く「魔法の鍵」
誰だって、褒められて嫌な気持ちにはなりません。
むしろ、こう思うはずです。
「この人、私のことをちゃんと見てくれてる」
「この人とは、なんだか気が合いそう」
「嬉しい!もっと話したいかも」
つまり、褒めるという行為は、相手の「自己肯定感」を一瞬で高めるんです。
しかも、難しい言葉やテクニックは必要ありません。
自分が「素敵だな」と思ったことを、素直な言葉で伝えるだけでいいのです。
何を褒めたらいいの?初心者にオススメの褒めポイント3選
「でも、何を褒めればいいかわからない…」
そんなあなたのために、すぐに使える「褒めポイント」を3つご紹介します。
① 外見や持ち物
たとえばこうです。
- 「そのシャツ、色がとてもお似合いですね」
- 「髪型が素敵ですね。どこでカットされたんですか?」
- 「センスのいいネクタイですね」
ここで大切なのは「他人と比べる褒め方」をしないこと。
「○○さんよりおしゃれですね」などは避け、その人自身に目を向けて褒めましょう。
② 振る舞いや態度
見た目ではなく「行動」を褒めるのも効果的です。
- 「お話を聞いていて、落ち着いた雰囲気が伝わってきます」
- 「話し方がとても丁寧で、聞いていて心地いいです」
- 「配慮が行き届いていて、すごいなと思いました」
こうした褒め方は、相手の「内面」に届きます。
自己認識と一致すると、相手はさらに心を開いてくれるでしょう。
③ 努力やセンス
相手の努力やセンスに気づけたときは、大きなチャンスです。
- 「毎朝運動されているなんて、意思が強いんですね」
- 「この資料、構成がとてもわかりやすいです。工夫されたんですね」
努力を認められることほど、人が喜ぶことはありません。
「見てくれているんだ」という安心感が、一気に信頼につながります。
ポイントは「素直さ」と「観察力」
褒めるときの最大のコツは「素直であること」
背伸びした言葉や、気の利いたフレーズは必要ありません。
逆に「褒めようとしてるのが見え見え」だと、警戒されてしまいます。
だからこそ「今、自分が感じたこと」を、そのままの言葉で伝えるのが一番なのです。
そして、もうひとつ大切なのが「観察力」
ただぼんやりと人を見るのではなく「良いところを探す視点」で相手を見ることが、褒め上手への第一歩です。
素直な褒め言葉が、人間関係を変えていく
私たちは「自分を受け入れてくれる人」に心を開きます。
褒め言葉とは、その第一声です。
初対面の場面でも、ちょっと気まずい空気のときでも、褒めることで、一瞬で雰囲気を変えることができる。
そしてそれは、あなたの信頼を一瞬で引き寄せる力にもなるのです。
今日からできるステップアップワーク
最後に、今日からできる簡単な実践ワークをご紹介します。
ステップ1:今日一日で「良いところ」を3つ見つける
家族・同僚・コンビニの店員さん…
どんな相手でもいいので「いいな」と思ったポイントを3つ探して、頭の中で言葉にしてみましょう。
ステップ2:そのうち1つを実際に声に出して褒めてみる
声に出して伝えてみる。たったそれだけです。
- 「その服、素敵ですね」
- 「いつも丁寧に対応してくださってありがとうございます」
最初は照れるかもしれません。
でも、相手が喜ぶ笑顔を見たら、あなたもきっと嬉しくなります。
ステップ3:褒め日記をつけてみる
一日を振り返って、「誰をどんな風に褒めたか」を1行でもメモしてみましょう。
褒める習慣が身につき、観察力も自然と磨かれていきます。
褒めることは、人間力を高める習慣
褒めることは、相手の心を開くだけでなく、あなた自身の「人間力」をも高める素晴らしい習慣です。
今日から、あなたの言葉で、誰かを少しだけ幸せにしてみませんか?
小さな一言が、想像以上の信頼やつながりを生み出すかもしれません。
宮本真愿
追伸
僕自身は、まだまだ「褒める」のが得意ではありません。
特に異性に対してはそれが顕著で「髪型」が変わったことにも気づかないくらい、観察力に乏しく鈍感なほうです(苦笑)
こういうところを変えていけば、もっともっと人間関係が良くなり、恋愛上手にもなれると思うので(笑)、精進していきたいと思います。
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